Experts Talk 2026

2026年1月17日(土)

軸索修復による認知症回復戦略

講師:東田 千尋 先生

富山大学和漢医薬学総合研究所・研究開発部門・病態制御分野・神経機能学領域 教授

認知症の基礎研究を30年されています。山薬に含まれるジゾスゲニンが16年前に認知症を改善することを発見。その機序としてスパルクという蛋白が神経細胞軸索の再伸長を誘導していることを解明されました。

講師プロフィール

1989年3月に北海道大学 薬学部 製薬化学科卒業、1995年4月から富山医科薬科大学 和漢薬研究所 臨床利用部門、2017年4月に富山大学和漢医薬学総合研究所・病態制御研究部門・神経機能学分野 教授を経て2020年4月から富山大学和漢医薬学総合研究所・研究開発部門・病態制御分野・神経機能学領域 教授。研究テーマは中枢神経における神経ネットワーク再構築を促進する分子機序の解明、アルツハイマー病、脊髄損傷、サルコペニアに対する根本的治療を目指した和漢薬研究、骨格筋が中枢神経の機能制御に及ぼす分子基盤の研究。基礎研究を植物性医薬品開発、漢方方剤の効能拡大に繋げるための臨床研究の実施、およびレギュラトリーサイエンスへの貢献を目指されています。

東田 千尋 先生

講師プロフィール

1989年3月に北海道大学 薬学部 製薬化学科卒業、1995年4月から富山医科薬科大学 和漢薬研究所 臨床利用部門、2017年4月に富山大学和漢医薬学総合研究所・病態制御研究部門・神経機能学分野 教授を経て2020年4月から富山大学和漢医薬学総合研究所・研究開発部門・病態制御分野・神経機能学領域 教授。研究テーマは中枢神経における神経ネットワーク再構築を促進する分子機序の解明、アルツハイマー病、脊髄損傷、サルコペニアに対する根本的治療を目指した和漢薬研究、骨格筋が中枢神経の機能制御に及ぼす分子基盤の研究。基礎研究を植物性医薬品開発、漢方方剤の効能拡大に繋げるための臨床研究の実施、およびレギュラトリーサイエンスへの貢献を目指されています。

講演内容

アルツハイマー病では、診断が下る約20年前から、脳内のアミロイドβの蓄積が始まり神経回路の障害が進行しています。我々は、“神経回路網の破綻を食い止め修復することが、認知機能の維持および回復にとって決定的に重要である”と考え研究を進めてきました。

Diosgeninは生薬の山薬(ヤマノイモDioscorea japonicaまたはナガイモD. batatasの根茎)の成分として知られています。我々は、培養神経細胞においてアミロイドβが誘発する軸索と樹状突起の萎縮を、Diosgeninが元に戻すことや、記憶障害発症後のアルツハイマー病モデルマウスにDiosgeninを経口投与すると記憶能力が回復することを発見しました。さらにDiosgeninによって脳の中のいったん萎縮した軸索が正しい方向に再伸長する現象と、その仕組みも初めて明らかにしました。さらに天然物特有の規制も活かしながら臨床研究も実施し社会実装を進めています。認知症を根本的に回復できる戦略としての軸索修復の重要性をお話しします。

開催概要

日時

2026年1月17日(土) 
17:00〜18:30

講 演  17:00〜18:00
質疑応答 18:00〜18:30

会場

グラングリーン大阪パークタワー(南館)9階 973号室
大阪府大阪市北区大深町5-54
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演題

『軸索修復による認知症回復戦略』

講師

富山大学和漢医薬学総合研究所・研究開発部門・病態制御分野・神経機能学領域 教授
東田 千尋 先生

形式

ZOOMミーティングと会場のハイブリット開催
Liamics研究会会員限定

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