Experts Talk 2026

2026年6月20日(土)

クローン性造血と心血管疾患研究の10年余り

講師:佐野 宗一 先生

国立循環器病研究センター心血管モザイク研究室 独立型研究室長

男性はXYの性染色体を持ちますが、加齢とともに血液の白血球からY染色体が失われることがあります(ただし性同一性と染色体の構成が常に一致するわけではありません)。この現象は、loss of Y chromosome (LOY)と呼ばれ、アルツハイマー病やがんなど、加齢にともなう病気に関連しています。このLOYと心不全(心臓の働きが悪い状態)の関係を研究されている先生です。

講師プロフィール

2002-2008年 大阪市立大学医学部/2008-2010年 大阪市立総合医療センター 初期臨床研修医/2010-2014年 大阪市立大学医学部附属病院循環器内科 前期研究医/2014-2018年 ボストン大学ワイタッカー心血管研究所 ポストドクトラルフェロー/2018-2019年 バージニア大学心血管研究センター リサーチフェロー/2019-2021年 バージニア大学医学部心血管部門 アシスタントプロフェッサー/2021-2023年 大阪公立大学大学院医学研究科循環器内科学 特任講師/2023-現在 国立循環器病研究センター心血管モザイク研究室 独立型研究室長

佐野 宗一 先生

講師プロフィール

2002-2008年 大阪市立大学医学部/2008-2010年 大阪市立総合医療センター 初期臨床研修医/2010-2014年 大阪市立大学医学部附属病院循環器内科 前期研究医/2014-2018年 ボストン大学ワイタッカー心血管研究所 ポストドクトラルフェロー/2018-2019年 バージニア大学心血管研究センター リサーチフェロー/2019-2021年 バージニア大学医学部心血管部門 アシスタントプロフェッサー/2021-2023年 大阪公立大学大学院医学研究科循環器内科学 特任講師/2023-現在 国立循環器病研究センター心血管モザイク研究室 独立型研究室長

講演内容

私たちの体の細胞は年齢とともに少しずつ遺伝子変異を蓄積し、その一部が増えて“クローン”をつくることが知られるようになってきました。血液で起こるこの現象は クローン性造血(clonal hematopoiesis; CH) と呼ばれます。近年、CHは心不全や動脈硬化などの心血管疾患をはじめ、さまざまな加齢関連疾患のリスクを高めることが明らかになり、世界的に大きな注目を集めています。

CHと心血管疾患の関連が初めて報告されたのは、2014年、私が留学していたボストンからでした。それから10年以上が経ち、この領域は基礎医学から臨床疫学、さらには治療応用まで急速に発展してきました。本講演では、この10年の研究の流れをできるだけ分かりやすく振り返りつつ、今後の展望についてお話ししたいと思います。

開催概要

日時

2026年6月20日(土) 
17:00〜18:30

講 演  17:00〜18:00
質疑応答 18:00〜18:30

会場

グラングリーン大阪 JAMBASE
(会場入口:JAMBASE4F)
大阪府大阪市北区大深町6-38
> Google MAP

演題

『クローン性造血と心血管疾患研究の10年余り』

講師

国立循環器病研究センター心血管モザイク研究室 独立型研究室長
佐野 宗一 先生

形式

ZOOMミーティングと会場のハイブリット開催
Liamics研究会会員限定

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